2025年8月号
お掃除って気持ちいい!
歩道からエントランスに入るためのアプローチ。
車いすも通れるようにスロープになっています。
汚れで濡れると若干滑るのです。
キレイになりましたし安全です。
気持ちいい!
お掃除のポイント

夏のお掃除の時、水を撒くのは気持ちいいですよね。
なんだか濡れているとキレイになった気がすると感じる方も多いようです。
でもよくよく考えてみると、キレイになるのは限定的なんです。
濡らしただけでは本当はキレイになっていないかもしれません。
たとえば、ほこりっぽい土の道路に水を撒いてみます。
ホコリは収まりますが、土は水を吸って泥になります。
靴の裏についたりして汚すことになります。
同じように、水を撒いただけでは、汚れは取り除かれず、濡らして湿っぽい汚れに作り替えただけになってしまうことがあるのです。
おまけに、水を含んだ汚れは染みこんで、へばりついたりシミになったりするかもしれません。
水を撒くときにはきちんと目的を持って行う必要があります。
それは、「勢いを付けて流し去る」ことです。
排水場所に向かって、水の力で、汚い液体や土砂などを移動させる手段として使うのです。
傾斜がよくない場合は、思わぬ所に流れていってかえって汚してしまうことだってあります。
ブラシや、流れを制御するための道具類も用意しておきましょう。
また、意外に水道水にもミネラルなどが含まれています。
ガラスなどに撒きっぱなしを繰り返すと、白い点々がこびりついて取れなくなることがあります。
キレイにしているはずが、かえって汚れをひどくしている?ということになってしまうかもしれません。
拭き掃除も同じ。水で濡れた跡がついたことで掃除した気にならないようにしましょう。
本当にキレイになっていますか?